日米首脳会談では安倍首相は50兆円もの大金を手土産に訪米したと言われています。
計5回の食事と、1.5ラウンドのゴルフを共に過ごしたはずですが、会談後には具体的な声明はありませんでした。安倍首相とトランプ大統領が次第に接近しつつある現在、日本では次第にロシアのプーチン大統領の報道が目に見えて少なくなってきています。プーチン大統領は今、何をしているのでしょうか。
◆プーチンは日本の巻き込みとCIA・戦争屋潰しをトランプに任せている
当ブログでは、プーチン大統領は日本をトランプ大統領に任せたと見ています。電話会談を通じて日本を具体的な方針をトランプとプーチンは綿密に摺り合わせていると考えられます。
トランプは、具体的には、日本を軍産勢力であるCIA・戦争屋からの引き剥がしをプーチンからアサインされている可能性が高く、安倍首相も勝ち馬に鞍替えするように、50兆円を献上。これはCIA・戦争屋潰しのための資金と考えられます。日米首脳会談で交わされた核心は、こんなところではないでしょうか。
◆日露共同開発が停滞
昨年までは山口に上陸するなど積極的に日本との距離を縮め日露共同開発を合意した日本とロシアですが、8項目の経済協力計画で交渉してきたウリュカエフ前経済発展相が汚職で失脚、多額の経済協力金をロシアに提供する日本ですが、肝心の具体的な共同開発が停滞しています。ウリュカエフ前経済発展相の失脚劇は、トランプが大統領になる前に、日本を戦争屋から引き剥がすためのプーチンの作戦だった可能性が高く、事実、昨年以降、日露関係の前進は見えません。
代わりにロシアのミサイルが北方領土に設置されるなど、北方領土は“とりあえずロシアが手をつけた”状態でしばらく膠着状態が続くかもしれません。西側諸国から経済制裁を受けているロシアとしては、まずは資金が必要だったということなのでしょう。
◆EU(金貸し)の解体が最優先
ヨーロッパ諸国は大きく揺らいでいます。イギリスのEU離脱の影には、プーチン・トランプによる新勢力への欧州貴族の寝返りと金貸し切りがあります。
直近ではギリシャの財政危機が再来。IMF援助が得られなければギリシャは破綻します。そうなれば財政不安定なフランスやイタリアへも飛び火する可能性が濃厚です。同時に、フランスでは「国民戦線」、イタリアでは「五つ星運動」と、時期を同じくして民族派の政党が力をつけてきています。
トルコとEUの関係は悪化を辿っており、ロシア、アメリカ、イギリスとの連携下にあります。トルコのインジルリク空軍基地にはNATOの戦術核兵器50発が保管されており、トルコがEU離脱を決定すれば、EUもNATOも要を失うことになります。
プーチンは今、EUの解体に注力していると見てよいでしょう。